会長ご挨拶

喜力哉

一般社団法人森林技術コンサルタンツ協議会 会長・代表理事




一般社団法人森林技術コンサルタンツ協議会は、平成21年6月に発足して以来、森林技術コンサルタントの業界団体として、「森林技術の開発・蓄積・普及及び森林技術者の技術力の向上並びに行政等への提言を通じて国土の保全、森林・林業の発展に寄与すること」を目的に活動してまいりました。おかげさまで、全国で74会員企業を有するに至っております。これまで当協議会を支えていただきました林野庁を始めとした関係省庁並びに関係者の方々には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

令和3年6月に閣議決定された「森林・林業基本計画」においては、「2050年カーボンニュートラルに寄与する森林・林業・木材産業によるグリーン成長」を実現するため、森林の適正な管理と森林資源の持続的利用や、森林整備や治山対策を加速的に推進していくこととされています。このため、治山施設の適正配置や既設治山施設の機能強化とともに、近年の地球温暖化の進行による平均気温の上昇、ゲリラ的な集中豪雨の頻発、台風の発生頻度の増加及び大型化などの異常気象災害に強い森林整備の推進が強く求められているところであります。

また、令和元年 6 月の品確法の改正により、治山・林道施設、森林整備等の公共工事の品質確保を図るため、コンサルタント業務が同法の対象として位置付けられ、適確な森林技術と高い見識を有する技術者を擁する森林技術コンサルタント業務の重要性がより一層高まっています。さらに、ICT(情報通信技術)を活用した「スマート林業」の推進、森林環境税等を活用した森林管理経営制度の創設などに伴い、新たな森林技術コンサルタント業務の多様化が求められています。

これらの社会的ニーズに幅広く対応すべく、公益社団法人森林・自然環境技術教育研究センターとの連携を強化するとともに、関連学協会・団体とも協調して、新しい森林技術の普及・導入、若手技術者の教育・養成、関係機関等への情報提供及び提言、技術の伝承・研鑚活動にも積極的に取り組む所存です。皆様方におかれましては、当協議会の活動についてより一層のご理解をいただくとともに、さらなるご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。